1章

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まぁどうせ理由なんてないんだろうけど。 サチの家とウチの親が仲が良いため、昔からお互いの家を自由に出入りしている。(主にサチが来る) が、しかし最近は鍵がかかっていても入ってくるのだ。 思春期男子の部屋に簡単に入って欲しくないんだが…… 「まぁいいや、お茶くらい飲んでけよ。それともジュースとかのがいいか?」 「えへへ~」 「な、なんだよ」 「怒ってても最後はいっつも優しいよねー、コウちゃんのそこが好きー」 「なっ…」 いきなり不意打ちくらった。 ヤバイ、自分がツンデレキャラみたいでスゲー恥ずかしい……。 「えーと、今のコウちゃんみたいのをツン……ツンド……」 どうせ『ツンドラ』ってベタな間違いをするんじゃ… 「ツンダム!!」 「モビルスーツかっ!!」 「じゃあシャア専用ツンダム?」 「本格的にモビルスーツじゃねぇかよ!!それとシャアはそいつに乗らないから!!」 「そうか、ツオング!!」 「シャア寄りになってるよ!!それこそ80%持ってかれてるよ!!」 ツンデレがいつの間にかシャアのモビルスーツに換わっていた。 原形どこいった。
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