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はるかに空の上にある世界…
白き翼を持ち計り知れぬ力を持つ
「天使」の住む場所です。
ミカエル「話にならんっ!なぜ我々が押されているっ!」
ラファエル「兄さん…落ち着いてください」
ミカエル「黙れっ!落ち着いてなどいられるかっ!」
ミカエル内心…(こいつらは弱い…役にたたぬ…
ラファエル内心…(兄さんがあせるのも無理はないか…押されているのは確かだしな…
ミカエル「ザカリア!ザカリアはおらぬかっ!」
…バサバサッ
ザカリア「ミカエル、私に何か用かね?」
ミカエル「貴様っ!何故我々が押されているっ!?」
ザカリア「仕方ないであろう…天使の力は強くても、奴らは数が多いのですから」
ミカエル「そんな雑魚ども蹴散らしてやれっ!」
ザカリア「そうは言われましても…敵を率いているのは…リリス、アラステア、クロードです…うかつに手は出せません…」
ミカエル「貴様の戦略が悪いのだっ!部下がいると勝てるのか?言ってみろっ!」
ザカリア「えぇ、しかしそれなりに力を持つものをお貸し願いたい…」
ミカエル「カスティエル!ラルチェ!早急に戻れっ!」
…バサバサバサバサッ
カスティエル「私に何用ですか?」
ミカエル「貴様にはザカリアと共にリリス、アラステア、クロードの撃退に加わってもらう!撃退後すぐに…んっ?…ラルチェはどうした?」
カスティエル「…」
ミカエル「カスティエル!貴様に聞いておるのだっ!ラルチェはどうした?」
カスティエル「…ラルチェは…アラステアに捕まり拷問を受け…捕虜にされています…
ミカエル「!?貴様っ!我が兄弟ながらラルチェが捕虜にされみすみす逃げ出して来たのかっ!?」
カスティエル「逃げ帰って来たわけでわ…
ミカエル「えぇい!黙れ黙れっ!貴様なぞっ…
ザカリア「見苦しいぞ!ミカエル殿!分からぬかっ!カスティエルは外見にダメージは無いが力をほとんど使ってしまっておるっ!ラルチェを必死に助けようとしていたのだ!そうであろうカスティエル?」
カスティエル「はい…全力でかかりましたが…悪魔の数は減らせても…リリスとクロードにはかないませんでした…」
ミカエル「くっ!どうすればいいのだっ!……」
ラファエル「しかし父上…神は何をしておられるのだ…」
ミカエル「大方我が弟…いや、ルシファーに恐れをなして逃げたのだっ!」
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