2日目~夢~

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「本当によく食べるわね… なんだか気持ちが良いわ!」 母は感心したようにツバサを眺める。 料理好きな母はこれは作りがいがあると内心嬉しく思った。 「ごちそうさまでした!」 「クワクワワァ!」 朝食を食べ終え、翔が手を合わせて言うとツバサもそれを真似する。 翔とツバサは出会ってまだ1日しか経っていないが、まるで本当の兄弟のようだった。 「さぁ、天気がいいし今日は庭で遊ぼっか!」 翔はそう言ってツバサの手を引く。 「翔…ご近所さんに見つからないように気をつけてよ!」 母は何となく声を潜めながら注意する。 もしツバサが他の人に見つかれば大騒ぎになるに違いない。 その事は翔もちゃんと理解していた。 「うん、気をつけるよ! じゃあ行こうツバサ!」 翔はツバサを連れて庭へと出る。
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