4日目~伝説~

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それから急いで朝食を食べた。 その様子を母は不審そうに眺める。 「もっとしっかり噛んで食べなさい!」 そう注意しても翔は次々とご飯を口に入れていく。 そして10分も経たない内に朝食を食べ終えた。 「ごちそうさまでした! 行こうツバサ!!」 翔は椅子から飛び降りるとツバサの手を引く。 「そんなに急いでどこ行くの?」 「家の近くにある丘だよ! ツバサが空を飛ぶ練習をするんだ!」 そう答えると母は不安そうな顔になる。 そんな母の表情を見て翔は心配ないと胸を張って言った。 「大丈夫! 人に会わないような道を通って行くから! じゃあいってきま~す!」 引き止める間もなく、翔とツバサは足早に家を出て行った。 母は玄関の扉を見つめてため息を吐く。 「ハァ~、大丈夫かしら?」
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