プロローグは必要でございます

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「今日もみーちゃん来なかったねー」 「ねー、ナニしてるんだろーねー」 少しは自重しなさい、言いませんが… 「みや…くる、ま…誘い、うけて」 ……はぁ… 思わず机を思いっきり叩きたくなりますけど それを抑えて会長を見る 「……何なんだ、あいつは… 流石にろくに仕事もしないなら 下ろすしかないぞ…?」 いつもの横暴さは何処へやら 悲しげに言う 陰では人をちゃんと思っているからこそ 人が着いてくるんでしょうが… 「…今度、私が話を」 そう言うと、あぁ…と頷いた 「あ…そうだ、翼」 「何ですか?」 嫌な予感しかしないのは、何故でしょうか 「本来なら会計に任せようと思ってたんだがな 今の会計には少しな…」 何も言わず、会長を見つめる 「明日、転入生が来る」 「案内、頼む」 ……これは、説教と仕置きは確定ですね… 面倒事は嫌いだと言っているのに 「分かりました」 「…顔は良いって言ってないけどねー」 「ぶほぅっ…王道なのかな?」 双子は余計なことを… 光が鼻血を出して、秋がティッシュを渡す 「…イライラは雅にな…」 少し頬をひきつらせた笑顔で会長が言う 「えぇ、もちろん」 うわー…と双子が言い 頑張れ、と書記の昂が言う …何ですか
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