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健太さんが 私の髪を優しく撫でながら 静かに言った…。
「ユカリとは、終わってる。昔の話だよ。気にするな…」
「でも健太さんは、今でもユカリさんの事…想っているんぢゃ無いですか?」
健太さんは 少し考えてから話した…
「好きとか愛とかでは無いよ。親友…?違うかな。兄妹みたいな親戚みたいな。とにかく恋愛対象では無いのは確かだから」
「健太さん…」
「今はしほしか見えて無いから」
「嘘!?」
「本当だって。何でも無い娘となんて出来ないよ。好きだから、抱いた」
なんと ストレートな言い方なんでしょうか。
さっきまでの モヤモヤとした気持ちが スーッとなりました。
「私みたいなので良いんですか?」
「もちろん。しほが欲しくて引っ越しさせたからね」
健太さんが 悪戯っぽく笑いながら私を見た。
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