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「しほがストリートしてる時から気になってて、可愛いなぁって。歌も上手いし、ギターも上手いし。俺の手でデビューさせたいって想ってさ。」
健太さんは タバコに火をつけて 続きを話す…
「何回もストリートを聞きに行ったんだよ。少し離れたところから聞いていたんだ。歌っている時は良いんだけど、帰り支度とか暇かかったり、カバン落としそうになったり、でもギターだけはしっかり守ってて…で惚れたんだ。」
そう言い終わると 白い煙をフーッと吐き出した。
惚れた?健太さんが私に惚れた?
ありえない言葉を聞いてしまいました。
「マジですか?」
想わず聞いちゃいました。
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