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すると、彼女もふふっと笑って
「人のこんなに素直な顔を見たのって何年ぶりだろ・・・。って思っただけです。別に心配してくださる程のものではありませんから。」
「え?それって俺?」
「はい。あんなに綺麗な寝顔見たの久しぶりです。」
・・・寝顔見られてたか。
ま、別にいーけど。
「それでは。」
「え!?もう帰るの。」
「えぇ。仕・・用事があるので。
さようなら。」
櫻舞う春の日。
君を見つけた。
俺は君の寂しげな背中を
ずっと見つめてた。
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