★第3章★

6/9
前へ
/129ページ
次へ
「歳!いきなり大声だすな!」 「…あ、わりぃ…」 芽吹は双子のもとにいき、あやしはじめた。 「よしよし。泣かないの。怖くないから」 「「ふぇぇ………」」 「芽吹…。どちらか俺に任せろ」 すると、斎藤が蓮を抱き抱えた。 「……ぅ……ふぇ…んむ…zzz」 蓮は安心したように、斎藤の腕の中で眠りについた。 斎も芽吹に抱っこされたまま、再び眠りにつく。 「一さん。ありがとうございます。助かりました…」 「…いや。気にするな」 そんな様子を見ていた土方は、ある決断をした。 「よし。芽吹!お前は斎藤と相部屋な!」 「あ、はい!わかりました」 「「「「えぇっ!?」」」」 「斎藤。そういうことだが、いいか?」 「はい。俺は構いません…」 騒ぐ奴らをスルーして土方は、斎藤に確認をとった。 斎藤の承諾を得て、芽吹は斎藤の部屋でこれから過ごすことになったのだった。
/129ページ

最初のコメントを投稿しよう!

202人が本棚に入れています
本棚に追加