芽吹いた若草

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「あぁ。お前に似て…美しいな」 「っ竜胆様!!!」 咲蘭は 顔を真っ赤にして大声で叫んだ。 そのせいか びっくりした赤子は泣き出した。 「あぁっ!もうっ! 竜胆様のせいですからねっ!」 咲蘭は『ごめんね』と呟きながら赤子を撫でる。 「おや? 俺のせいかい?心外だよ」 竜胆は咲蘭を優しく撫でると赤子を抱き上げた。 .
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