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しばらくその少年は、楽し
そうに話し続けた。
どうしても状況を呑み込め
なかった俺には、話の内容
なんて頭にいれる余裕はな
く、ただただ凍り付くこと
しかできなかった。
「……………」
彼は不意に話すのを止めた。
鈍い金色の光を放つ双鉾が
俺を見つめる。
それが………
あまりにも綺麗で…――
「――…君ってさぁ、日常
にスリルを求めるタイプ?」
―――…?
「そんなハイスピードで落
下してったら即死だよ?」
――――…っ?!?!
「―…ぎゃぁぁあぁぁぁぁあ!!!」
「―…えっ?なん、…ちょっ…はあっ!?!?」
「あぁ”あぁ”ぁ”―――……」
…………
………
……
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