不登校の彼女

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「あ、ごめん。あんなコト言って..」 そう言いながら柏木さんをゆっくり立たせた。 「..いえ.ああ言わないとダメでしたもんね..ありがとうございました。もう、平気です」 平気と言って去ろうとする柏木さんを引き止めている自分がいた。 「待って、このコト麻友は知ってんの?」 麻友とは、渡辺麻友。 柏木さんの同じ部屋の人。 「..いえ。」 「だったら、やばいよ。さっき麻友部屋に行っちゃったみたいだからさ、俺んちおいで?手当てするよ」 「でも..悪いです」 「なに言うのー、俺は全然大丈夫だから」 「..じゃあ.お願いします.」 今日は家に誰もいないからいいよね。 俺の家は学校から五分。 え、なんで寮にいるかって..? それはー、ちょっと好奇心ってやつ??笑 .
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