不登校の彼女

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[ 自宅 ] 「シャワーでさ、洗ってきなよ。バイ菌入っちゃうから」 「はい.お借りします」 待つこと15分くらい。 「あの..ありがとうございました」 「うん、座って?」 「失礼します」 「あのさ、同い年なんだから敬語はやめよ?堅苦しいし。しかも同じクラスだし」 「えっと..ごめんなさい。わかりまし.じゃなくて..わかった.」 居間の方から救急箱を取ってきて手当てを始めた。 「ごめん、ちょっとしみるかも」 「...っ.」 ――10分後。 「でーきまーしたっ!」 「ありがと.」 「..今日から、友達だ」 「友達...?」 「うん、だからね..りんちゃんって呼んでもいい?」 「え、りん..ちゃん..?」 「うん、だって有華とかからゆきりんって呼ばれてるんでしょ?だからゆきりんの『りん』を取ってりんちゃん!」 「..ありがとう」 「うん」 なんて話してたら上から物音がした。 .
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