告白

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――放課後 あれから何の返事もなかった。 多分手紙の存在に気づいてない。 だから明日くらいまで待てばいいか。 今日は特に用事も無いため寮に戻ろうと教室を出た。 その時叫び声が聞こえた。 この声は間違いなくあいつ。 「ともちんっ」 秋元斗哉だ。 大好きだからわかる。 「ともちん、これ..」 「..びっくりしたでしょ.ごめんね」 「いや、まぁびっくりしたけど.何て言うか..俺もさ、好き」 好き。 その言葉の直後に何かが唇に触れた。 言わなくてもわかるよね? 嬉しい。 嬉しいけどばかだよね。 ここ学校だし、廊下だし、人いるし。 場所を考えてほしいよ。 でも、そんなKYなとこも好き。 でも、 「..バカ、みんないるし」 「あ、ごめん」 ただ、あいつらがいなければいいんだけど.. 「あーっ!キスだぁ!!やるぅっ」 「いいぞーっ」 「今日はパーティやなっ」 ..いた. 優翔と龍汰と有華。 「うっせーっ」 お前は..ゴリラ..?怪獣? こいつが怒鳴るとやじ馬たちが必ず姿を消す。 優翔たち以外ね。 「友、よかったじゃん」 「あ、智弥くん」 「今日は有華の部屋でパーティだな」 「嬉しいなー」 有華って有言実行だよね。 今改めて思った。 でも素直に嬉しい。 有華の料理楽しみ~ END☆ミ
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