不登校卒業

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翌日。 私は朝起きて、麻友を起こした。 「麻友、起きて」 「..ん、ゆきりん..?」 「私、..とりあえず学校に行く」 「え、ホント?」 「うん、宮澤くん達を信じてみる。それに、麻友もいるから大丈夫かなって..、麻友..?」 麻友を見ると、泣いてた。 「..ごめ、私、ゆきりんと学校に行けるって、嬉しいよぉ..っ、」 「ごめんね?これからは、頑張るから」 私は、嬉し泣きをする麻友に申し訳なく思った。 同時に今まで支えてくれとありがとうという意味も込めて麻友を抱き締めた。 「ゆきりん、私もゆきりんを守るからね?」 「うん、ありがとう」 「あ、30分前だよっ」 「じゃあ行こっか」 「うんっ」 私たちは学校に向かった。 正直怖いけど、少なくとも麻友がいるからちょっと安心。 .
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