不登校卒業

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宮澤side 「りんちゃんまだかな~、りんちゃん早く来ないかな~」 「龍汰うっさいねんけど」 「なんで有華なんだよー、りんちゃん出せっ」 「だからりんちゃんりんちゃんって、お前はゆきりんの彼氏かっ」 「違うけど、少なくともお前よりりんちゃんの方が好きだし」 「はぁ、憎たらしいやつ..。こんな美人になんてことを←」 「..美人、..どこ?」 「いやいや、ここやがな」 ホント増田見飽きたー 常に一緒にいるし、 今は、学校で増田と雑談? 多分りんちゃん来るっ わかんないけど。 「もうりんちゃん来ないーっ」 「いやいや、1日で来んやろ」 「え、来るよっ」 「根拠は?」 「それは..」 「ほらな、今日は諦めろ」 有華の言葉に頷いた瞬間、ドアが開いたと同時に声がした。 「おはよー」 麻友だった。 「あ、麻友おはよー」 「あれ、ゆきりんや」 「は?冗談マジやめろ」 「いやいや、ほんまに」 りんちゃんがいると言う有華。 でも、信じられなかった。 だって、有華の言う通り1日で来るわけないって思ったから。 だから、半信半疑でドアの方を見た。 そしたらいたんだよ。 りんちゃんが。 「りり、りんちゃんだぁぁっ!!」 「..おはよー、」 久しぶりに学校で見るりんちゃんは何処かぎこちなくて、でもそんなぎこちない笑顔が可愛くも思えた。 「..宮澤くんを信じて見よっかなって。私を守ってくれるんでしょ?」 「あ、うん」 いきなり近くで言われたから、自分でも照れてるのがわかる。 「なーに照れてんねんっ」 「うるへー」 案の定、有華の突っ込み。 こういう気遣いは助かる。 よし、今日からりんちゃんのボディーガードだーっ! END☆ミ
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