Prologue

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結局考えはまとまらず、恐る恐る声に答えるべく振り向く。 見間違いでもなんでもなく、まるで生き写しであるかのようなその顔に思わず息を呑んだ。 「あ……えっと……」 「あ、あの!」 意を決したような強い声に思わず背筋が伸びた。 そのまっすぐな視線に、目を逸らせない。 「小坂明斗くん……だよね?」
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