Prologue

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ようやく自分のクラスに辿り着く。 一度教室を見渡すが、やはり見知った顔はいない。 安心半分落胆半分に、自分の席に座って携帯を弄り始めた。 クラスメイトの何人かがこっちを見ては何か話していたようだが、俺は気づかないふりをした。 「…………」 教室のどこかで俺を見つめたまま逸らさないでいる、一対の瞳でさえも。
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