プロローグ

2/2
前へ
/14ページ
次へ
私は、人とは違う力を持っていた。 “人を変えてしまう力” 初めて私がこの力を使った相手は母だった。 母は私が嫌いだった。 幼い頃の私は、ただただ母に愛されたかった。 しかし、母は私を見るたびに嫌な顔をする。 「あんたなんて生まなきゃよかった!」 私はいらない子。 そんなことわかってたんだ でも、あきらめられなかった。 弟達にしているように、私にも笑いかけて欲しかった。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加