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「集…お前という獣は……なんていいやつなんだ!!」
集のことを獣と言いながらも感心したように笑みを浮かべ
「うるせぇ、てか獣っていうのやめろ」
仁が自分のことを獣ということに対して指摘しながらも彼の言葉に照れたのか横を向いて
「あの…これ……」
そう言えば彼女は集のためか傷薬と包帯を持ってきていて
「あ~気にすんなって、俺なんかにつかっちゃもったいねぇよ」
「こら集、人の親切を無駄にするな」
そう言いながら横にいる集を彼女の目の前に押して、そうすれば彼女は集の足の傷に薬を塗り包帯を巻いていき
「痛く…ないですか?」
「あ、ああ…ありがとな」
彼女は足元から上目遣いで集を見ながら尋ねると、集は照れたように顔を少し赤くしていて
「すごくお似合いの二人に見えるな…」
横で二人の様子をにやにやしながら見ていて
「うっ、うるせぇ!」
「…………」
集は大きな声をあげながら言うも、顔は赤くなっていて
彼女も集の足元でうつむきながらも顔を真っ赤にしており
「あれ?これはほんと脈ありなのかな?」
仁からすればとても楽しいらしくにやにやしながら二人を見ていて
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