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「こんな化け物…どうすればいいんだよ…」
恐怖により身体中を震わせながら鉄パイプだけをしっかり握っていて
「ニンゲン、クウ」
そう言えばキメラは集に向かって飛びかかり
集は避けようとするがキメラの鋭く大きな爪によって肩の辺りの肉がえぐれてしまい
「…うわっ…あ゛ぁ……くそ…」
「オトナシククワレロ、ニンゲン」
「……て………集くんから離れて!」
集は痛みにその場にしゃがみこみキメラが動こうとしたとき先程逃げたはずの彼女は近くに会った金具を投げつけキメラに当たるとキメラは標的を集から彼女に変えて不気味に走りだし
「まて…やめろ、やめろ」
キメラが走り出したのを見ると先程死んだ男のようになってしまうと思えばそう言いながらキメラの背中にしがみつき鉄パイプで殴るも意味はなくキメラは彼女に近づいていき
「だめだ、だめだぁぁぁ!!」
キメラは彼女の目の前につくと爪で彼女を切り裂こうと手をおろした瞬間にキメラの腕は肘から綺麗に切断されその場に落ちて
「よく頑張ったな少年、あとは私がやる」
いきなりした声に驚きその声の出所をたどればそれは先程落ちたキメラの腕の真上にいて
その姿は大きくて太いキメラの腕を切ったとは思えないような長剣を持ち長い黒髪を揺らしながら堂々とたっている自分と同い年くらいの女であった
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