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「ガジ、君の料理の腕は本当に素晴らしいよ」 あの料理もこの料理もとんでもない美味しさ。 ガジは小さく小さく笑った。 笑いながら、私をジッと見つめてくる。 「お、おお?もしかしたら、今日こそ落ちてしまうかも知れないぞ」 私の言葉にガジの表情が引き締まった。 待ち続ける事、二十二年と八ヶ月強。 ……真剣な顔つきになるのは当然だろう。
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