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あの日と同じように、ソファに身を投げ出して、ちょっと不機嫌そうな竜海くんがそこにいた。
来てくれた事にホッと胸を撫で下ろす。
「ご、ごめんね?急に…ちょっと驚かせたくて…」
「いや、それはいいけどよ…
なんだ、その荷物?」
「あ、うん、えと…」
やっぱりなんか緊張する。
「あ、あのね、クリスマスだから…誕生日のお礼にと思って…お弁当…作ってきたんだけど…」
「………」
竜海くんはなんか、ぽかんとした表情。
――ひ、ひかれちゃった…?
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