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「っ…忘れてた…」
「え?」
「悪い…お前の誕生日しか頭んなくて…今日24日だったのか…」
竜海くんは顔を手で押さえてうつむいた。
「え!あ、気にしないで!?
誕生日お祝いしてくれただけで、私は十分だから!」
「つっても…女には大事なイベントなんじゃねーの?」
「そうかもだけど…だから…一緒にお弁当…食べてくれる…?」
私はそれだけで嬉しいから。
ただ一緒にいられるだけで、それが一番だから。
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