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「口に合わなかったら、あの…無理しなくていいけど…」
「…座れ。腹減ってんだからよ」
「――うん!」
机になりそうなものはないから、ソファの両脇に座って、間にお弁当を広げる。
良かった、崩れたりはしてないみたい。
「嫌いなものとかあったら…」
残してね、って言おうとしたのに、竜海くんはもうバクバク食べ始めちゃってる。
私は慌てて、水筒を取り出して暖かいお茶を注いだ。
「この量、1人で作ったのか?」
「う、うん…味付け大丈夫?」
「すげーな…普通にうまい」
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