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「ただいまぁ」
「あ、お母さん!お帰りなさい」
玄関から、お母さんが仕事から帰ってきた音がして、私はパタパタと出迎えに行く。
「あら、どうしたの?レシピ本なんて持ち出して」
「あ…うん、ちょっと…」
「もしかして、例の竜海くんに作ってあげるの?」
お母さんて、そういうの本当にするどいんだよね。
竜海くんとお付き合いする事になった時、お母さんにはすぐに打ち明けた。
「いいわねぇ…彼氏に手作りのお弁当…」
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