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「……まってくれ。話を聞いてくれ……。」
俺は鼻血をティッシュで抑えながら涙目で話す。
「何よ醜い変態。早く私を天界に帰しなさいよ。」
「てっ天界??何を言ってるんだ??
そもそも天界ってどこだよ。」
「天界って言ったら空の上に決まってるでしょ。早くここから出しなさい。それよりあんた、変なとこ触らなかった??」
「いや、触ってないです。……って空の上ってあり得ないだろ。空を飛べる人間なんているわけでもないし。」
「はぁ??何言ってんのよ。あんた田舎者ね。空を飛べる奴なんて幻想郷には普通にいるでしょ。」
「幻想郷??どこだそこ。ここは日本だぞ。何県だ??」
「幻想郷っていったら幻想郷でしょ。県??
そんなもの知らないわよ。あんた⑨??」
……もう何がなんだか滅茶苦茶で頭が痛くなってきた。
どうやら俺は大変な女の子を連れてきてしまったらしい。
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