謎の少女

6/7
前へ
/7ページ
次へ
「……まってくれ。話を聞いてくれ……。」 俺は鼻血をティッシュで抑えながら涙目で話す。 「何よ醜い変態。早く私を天界に帰しなさいよ。」 「てっ天界??何を言ってるんだ?? そもそも天界ってどこだよ。」 「天界って言ったら空の上に決まってるでしょ。早くここから出しなさい。それよりあんた、変なとこ触らなかった??」 「いや、触ってないです。……って空の上ってあり得ないだろ。空を飛べる人間なんているわけでもないし。」 「はぁ??何言ってんのよ。あんた田舎者ね。空を飛べる奴なんて幻想郷には普通にいるでしょ。」 「幻想郷??どこだそこ。ここは日本だぞ。何県だ??」 「幻想郷っていったら幻想郷でしょ。県?? そんなもの知らないわよ。あんた⑨??」 ……もう何がなんだか滅茶苦茶で頭が痛くなってきた。 どうやら俺は大変な女の子を連れてきてしまったらしい。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加