謎の少女

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俺と女の子のトークバトル長々と続いたがようやく落ち着きを取り戻した。 そしてお互い知らない部分、いきさつを話した。 「かくかくしかじか……」 「……ふーん。で、私が知らない場所で倒れていたから家に運んだと。それにしても参ったわね~。ここは下界でもなく幻想郷の外の世界なんてね。」 「まぁ俺もビックリしたな。幻想郷なんて不思議な世界が存在してるし、君は天界に住む天人で知らない間に倒れているなんて。」 なんだかゆっくり話せば普通じゃないか。 いや、この時点ではもう普通ではないか。 「そう言えば名前を言ってなかったわね。私は比那名居 天子(テンシ)よ、下の名前でお願いね。さっきも言ったけど天界に住む天人ね。」 「俺は尼崎 海人。俺も普通にカイトと呼んでくれ。」 二人は握手を交わした。 「で、天子。どうやって帰るんだ??」 「……わからないわ。私いきなり外の世界に来たから。」 はい?? 帰り方がわからない?? カエリカタガワカラナイだと。 「まぁこうなるのか…… 家に泊まっていくしか方法がないだろうな。」 「まぁそうするしかないわよね。お世話になるわ。 但し、変な事したらさっきよりも何十倍の力で殴るわよ……」 「……あ、あぁ。」 絶対そんなことしたら殺される。背筋がぞっと凍りついた。
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