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僕は、この世界が大嫌いだ。
ついでに言うなら、都合のいい時だけ友人面する“友達”も、姉達や僕を“作品”の用に扱う両親も。
そして、神様も。
理由は無い。…正確に言うなら有るけれど、僕はそれを認めたくはなかった。認めるのが、何故かとても怖かった。
思えば、僕が中学時代に初めて付き合った少女もその一因であるのかもしれない。
彼女が今どうして居るのかなんて僕の知るところではないし、興味も無い。
彼女に非が有るわけではないのは、僕が一番知っていた。
知っていたが、理解はしたくなかった。
…この際はっきり言ってしまうと、僕は“僕”という人間を認めてくれなかった彼らを愛したくなどなかった。
僕は、彼らに愛して貰うことが出来なかったのだ。
本音を言おう。
僕は誰かに、
あいしてほしかった
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