ぷらとにっく

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「真崎君」 後ろからかけられた声に、心臓が跳ねる。 振り向くと、そこには一冊のノートを手にした沖野結先生が立っていた。 春らしい桜色のふわりとしたワンピースにオフホワイトのざっくりカーディガン。 小柄で童顔の彼女は、すれ違う女子生徒たちとそう変わらないように見える。 ーーーこれで35才だというのだから、詐欺だよな。
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