ケース3、嫉妬と嫉妬。そして嫉妬。

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課長が去ってから、色々と説明を要求されました。 なぜ彼がいるのか、 なぜ二人なのか、 なぜプリンセスマカロンをもっているのか、 なぜ一つ食べたのか、 なぜ彼は「楓」と呼んだのか。 マカロンについては別に関係ないじゃないですか? とももちろん言えず、 あぶなく捨てられるところだったので必死に死守しましたとも! 彼の言い分としては、 「たかが一人の部下のために連日見舞いに来る上司は下心があるに決まってる。 現に一人で来たのが怪しすぎる。 なぜ俺が甘くておいしいものを持ってくると知っていながら一つ食べたのか理解できない。 今まで会社では下の名前で呼んでいたのではないか。 仮にも婚約者と名乗った俺への挑戦状ととるべきだろう。」 らしいです。
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