ケース3、嫉妬と嫉妬。そして嫉妬。

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今私は彼が買ってきてくれた、おいしいと評判のシュークリームをほおばっているだけなのですが。 いたたまれなくなって 「どうしたんですか?」 と聞くと、 「欲情しているのを必死に抑えているんだ。」 と真顔で言われました。 ええ。卑猥なので自重させましょう。 聞かなかったことにして二つ目のシュークリームに取り掛かった所、 その手を握られました。 おや?なんでしょう? 「君の目や手は、俺よりもこのシュークリームなんぞに向けられているんだね?」 今何とおっしゃいましたか。 「こんなもの買ってくるんじゃなかった。」 「えっと。買ってきてくれて私は嬉しいですし、おいしいです。」 今にもシュークリームをぶっつぶしそうな勢いなので、必死にシュークリームを庇う私。 が、それが良くなかったみたい。
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