ケース3、嫉妬と嫉妬。そして嫉妬。

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すっかり食べかけ事件でご機嫌になった立花さんは、 お仕事のことやプロジェクトのことを色々と教えてくれた。 (課長から既に細かく聞いたなんて口が裂けても言えなかった。) 「それで、入籍のことなんだけど。」 びっくりドンキー! 仕事の話からいきなりそれかい! 未だ彼の思考回路についていけない私は目を見開いたまま。が、気にせず続けるツワモノ。 「とりあえず婚姻届は出してまおうと思うんだ。俺の両親は既に了承済みだし、 今日楓さんのご両親にも連絡したらすごく喜んでた。 だからお互い家のことは問題ないと思うんだ。それで…」 「ちょ、ちょっと待って!」 「ん?どうしたの?」 「どうしたの、じゃなくて!今なんて言ったの?!両親に連絡したって言った?!私の?!」
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