ケース3、嫉妬と嫉妬。そして嫉妬。

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はあ、はあ、はあ。 肩で息をしているのは私だけです。 方や余裕しゃくしゃくと言ったところです! (ポケモンの実況か!) そんな余裕で、満足そうな笑みを浮かべる彼は、 「できればキスは目を閉じてもらいたかったかな。」 なんてわざとらしくため息つきました。 憎たらしい! さっきの悲しそうな顔はどこいった! 「そんな目で見て。足りなかった? でも今はこれくらいにしないと。きっと抑えられなくなって、骨折どころじゃなくなりそうだからね。」 あなたは私に何をする気ですか! プロレスですか! 私の突っ込みむなしく、彼は颯爽と帰っていきました。 「明日婚姻届をもらってくるよ。ハンコは既にお母様からいただいているから心配しないで。 じゃあ、ゆっくりお休み。」 と呪いの言葉を吐いて……
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