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「面倒だからだよ。知らない女に近寄られても面倒なだけだからな。」
「だから眼鏡をしたり髪をボサボサにしたりしてたんですか…」
なんとなく分かるけどそこまでする必要があったのかな?
「まっこれが本来の俺なんだけどな。それよりお前なんで俺を付けてたんだ?」
「お前じゃないです!ちゃんと望月璃亜という名前があります!
付けてたのは謝ります。ですが何か引っ掛かったので後をつけちゃいました」
正直に答える私。そんな私を見てそのイケメンは笑いだした。
「アッハッハッハ!お前面白いな!望月璃亜ね…正直に答えてくれて助かる。俺は杉本那智。一応教えとく」
「杉本さんですか…何か気が合いそうな感じです。でわ私はここで失礼します」
そう言って出ていこうと後ろを向いた時、こう聞かれた。
那「なぁ望月、何しに俺を付けて知りたかったんだ?」
「貴方の正体です!でもそれも解決したのですっきりしました。でわ失礼します」
軽くお辞儀してその場所を後にした。
那「…なんか面白い奴だな。気に入ったぞ望月璃亜!」
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