1569人が本棚に入れています
本棚に追加
/211ページ
「えっ?今なんて言ったの?」
健「…兄貴なんだよ…これ」
そう言って雑誌に私と写るその人を指差して答えた。
まさかのまさかで杉本那智が健君のお兄さんとは……思わなかった。
「似てないね」
健「そこ!?気にするとこそこ?」
「まぁ;;だって苗字が一緒だし…」
後はそんなに興味がないからいいかなと思ったのことは言わない。
健「まぁいいけど兄貴とはどうやって知り合ったの?」
異様に聞いてくる健君。少しからかおう。
「内緒!」
そう言って私は屋上から逃げるように出た。
また1つ杉本那智を知ったような気がした。
最初のコメントを投稿しよう!