どうしようもなく長いプロローグ

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当時、私には付き合ってる人がいた。 同級生でクラスは違うがよく遊んでいた仲間内の一人。 男女混合の六、七人のグループだった。 男女入り混じっていると、当然のようにその中で付き合う者は出てくる。そんな中の一組だった。 普段、学校の外で年上とばかり遊んでいた私は、同級生の男子を見下していた。 そんな訳で付き合っては見たものの、やはり同じ年の子はあわないのか、私の彼への想いは急激に冷めていった。 とはいえ別れを切り出すのはある意味告白するよりも体力お消費してしまう。 どうすれば上手く別れを切り出せるか考えていたその時。 電話が着信を告げた。 この電話がきっかけで、私の人生は大きく変わってゆく。
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