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「そ。さっきの舞台見てレイの事が気に入ったんだとさ。
格好良いって褒めてたぜ」
レイの質問にザックスが代わりに答える。
「ふーん。ま、どうでも良いけど。
お嬢ちゃんどうやら育ちが良いみたいだけど、こんな風に人脈を利用して人より得しようなんて考え方好きじゃないね。
出直してきな」
そう言ってレイは再び鏡の方へと向き直る。
「お、おい誤解だって!
俺が勝手に連れてきただけで、ひ・・・コイツは俺を使ってお前に会わせろなんて言ってねぇーんだ!」
ザックスが慌てて弁解するが、レイは無視を決め込んだのか返事をせず黙々と化粧を直している。
「レイ!話しを聞・・・」
「ザックス、良いから・・・」
懸命にまだ説明しようとするザックスをルイディアナが制する。
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