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「今日はありがとうザックス!とても素晴らしい1日だったわ!」
控え室を後にし、すっかり冷めきったパンを食べるため
屋台前にある食事用の机に座ったルイディアナは、正面に座ったザックスにお礼を言う。
「そう言ってもらえると連れてきたかいがあった」
ザックスは照れ隠しに豪快に笑う。
「ほんとはもっと色々連れてってやりたいんだがな。
これ以上遅くなったら怒られそうだからな。
それ食い終わったらそろそろ帰るか」
「そうね。ルッツに怒られちゃうもんね」
そう言って悪戯っ子のように笑うルイディアナのちょっと離れた後方には護衛騎士の姿があった。
「ルッツにも、な」
そして、それに唯一気づいているザックスは苦笑いするしかなかった。
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