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車中
「ね、龍って名前の仲良いって人いる?」
「ハ?」
突然の問い掛けに晃が怪訝そうな顔をした。
「歩さんに話しかけられてはりましたね」
運転席から翔真が声をかけると晃が 嗚呼と合点する
「咲良やな。歩と しゃべったんか」
「う、ウン」
「いつもは、こういうん出てけぇへんのやけどなぁ。今回は流石になぁ、出てきおった。しかし、あの子も連れてくるとはなぁ」
「えっと・・・あの」
「お前と同じ立場やで」
「は・・・?へ?」
「ロリコンとか思うたやろ」
晃がケラケラ笑う
「あれでも、19とか二十歳やったですよね」
運転席の翔真がルームミラー越しで話しかけてきて 静は 尚更 訳のわからぬという顔をする
「ど、どー見ても・・・」
「ま、訳有りらしいわ。あんまり、あの見た目に騙されたら あかんみたいやで?」
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