第二章

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前原くんたちと雑談をしているうちに、体育の先生がやってきてやむなく列に並ぶ。 「よし、じゃあ今日からバスケやるから。そーだなぁ、まずはお前らの実力見たいから男女別のクラス対抗戦を行う。」 先生の一言に歓喜の声があがり、早速チーム分けが行われた。 「とりあえず背丈のバランスで決めよう。」 委員長の一言でどのチームも背丈のバランスが同じくらいになるように分かれていく。 一番背が低い僕は、クラスで一番背が高い林くんと同じチームになった。 「絶対二組に勝とうぜ」 亮太のいる二組に闘志を燃やす男子たち。 バスケが苦手な僕は怪我をしないことだけを祈った。
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