第二章

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「ちょっ…あ、歩けるからっ」 さすがにお姫様だっこは恥ずかしい…のに 「足捻ったんだろ?無理すんな。」 優しく微笑む亮太はホントずるいと思う。 学校では関わらないでおこうって、甘えないようにしようって決めていたのに。 落ちないように首に回す手の力を強めれば、亮太は納得したように微笑んで歩き出した。 途中女の子たちの試合が行われるコートを横切ったときに、黄色い歓声が上がった。 そして、たまたま目が合った真紀ちゃんに睨まれたような…気がした。
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