とりあえず

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あたしは浅野 夏子。 バスケ部に所属する以外はいたって普通の高校2年だ。 そして教科書であたしを叩いたのは、同じくバスケ部の斎藤 彩那。スラリと伸びた足を組んで、あたしの目の前に座っている。 「あんたねぇ…朝練するのもいいけどさ、毎日起こす身にもなってよ。」 そう言って彩那は、ため息をついた。 「だってさ、朝練やんないと何か一日が始まらないっていうか…。習慣なんだよ!」 「まったく…。バスケのことしか頭にないの?」
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