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……いやいや、それよりなにより…
「…待て待て待て待て。苺のその服は…どうした?」
後ろ姿ではあまり違和感がなかったが、よくよく見ると明らかに何かが違う。
「「可愛いいっちぉ!やっぱりよく似合うっちね!」」
「うはー!うはー!萌え萌えばっちりですよー!」
「…苺、あーん」
「…あ」
周りで腐った外道が携帯で写真を撮り、夏生が苺に餌付けしているのを思わず呆然と見てしまった。
苺の格好は…
黒髪からヒョコっと出てる犬耳と…
鎖骨、肩、うで、お腹が丸見えな露出の多い黒い服。
お臍の下…というか、骨盤で履くローライズのショートパンツ。
に、何故か肉球付き手袋とブーツ。
極めつけは…
黒いチョーカーに銀の鈴が喉元で可愛らしくチリンチリンとなって、何故かフリフリ動く尻尾。
「苺きゅん!期間限定の南瓜ぷりんだよ!食べたい!?食べたい!?わんって返事したらあげちゃいますぉ!」
黄色いぷるぷる揺れるぷりんをみた苺は、目を輝かせると…
「…ぅー……わん…?」
首を傾げて見上げながら、ついでに手を添えて。
当然…
「「「うっひゃー!」」」
「…萌え」
「結構キますね」
苺ぉぉぉ!?←
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