No,3 確信×出会い=不安

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‥‐‥‐‥‐‥ 「おーい那留っ!! 那留早よ起きぃな!!! もう学校終わったでっ」 べしべしと、誰かが馴れ馴れしく名前を呼びながらあたしの頭を連打している。 誰だろう、この人は、 何で頭を叩かれているんだろうか? もう謎だ。 そうか夢か、夢の中だからあたしを恨んでいる人が思いっきり叩いてる…… 「夢ちゃうぞぉ~!! 早よ寮行かな先生に怒られるねんでっ」 ………どうやら夢じゃないらしかった。 ふわぁ~と欠伸を1つしたあたしは顔からゆっくりと顔を上げる。 途端に心臓が止まった。 「……………ッ!!」 「やっと起きたな? さ、寮行こっ」 顔を上げたあたしの目の前にいたのは、ニコッと優しく笑う須藤要。 ここまでは別に異変はない。 問題があるのはこの距離だ。 .
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