No,3 確信×出会い=不安

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頬に触れた手の親指がツーッとあたしの頬を撫でる。 そのたびにゾクゾクとした気分に襲われる。 「那留お前…………。 女みたいな顔してんなぁ。」 ギクッ………、 ズバッと核心を突かれる。 コ、コイツ… 鋭いのか鈍いのか分からない奴だなっ。 「い、いやいや!!! 俺は男なんだ!手を離せ!」 バッと須藤要の手を振り払い勢い良く席から立ち上がった。 「そうかぁ?お前女みたいやけどなぁ。」 「違うって!!俺はれっきとした男だから!! 早く寮行くんだろ? 早く行こうぜ!!」 そんな慌てんでもええやん、と言う須藤要の腕を引っ張りながら教室を出た。 危なすぎだろ……。 入学初日にバレるなんていくらなんでも避けなきゃ……… ってか須藤要には要注意だな………。 無意識に須藤要の腕を掴む手に力を入れていた。 ‥‐‥‐‥‐‥‐ .
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