2ヶ月

4/4
前へ
/38ページ
次へ
だけど………? だけど、何? 嫌な予感がしてドクリドクリ、心臓が煩い位に動いた。 「何でも、ねぇ」 「は!?そこまで言ったなら言いなさいよ!」 突然はぐらかしたルカについ声を荒らげてしまう。 「…………言わねぇ」 ぜってーに。と付け加えたルカは、「さみぃー」部屋を出て行った。 ナンナンダ、ナンナンダ一体。 「もし、もしも、あたしがルカからの告白を断ったら、どーなるんだ?」 分からない、分からない。 何も、分からない。 「るか………、」 口から出てきた声はあまりにも震えていて、誰にも聞こえなかったと、思う。
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加