まえがき

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   古代、時代の中心は中華にありと言われた。 『三国志』とは、漢より簒奪した大国・魏(ギ)、国家安寧を狙った中国・呉(ゴ)、漢の再興を切望した小国・蜀漢(ショクカン)の三つ巴の時代を指す。 本書はその『三国志』の終焉、すなわち魏が蜀漢を滅ぼす際の華々しくも涙溢れるストーリーを描いたものであるが、少しばかりここでそれまでのあらすじを描こうと思う。 以下、冗長な文章であっても、どうかご容赦いただきたい。
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