決戦!未来の学園に必要なもの。

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最初の予定というのは、俺が十蔵さんを怒らせた事によって貰えた最悪な招待状の事だが、流れ的に俺はかなり孤立してないだろうか。 招待を受けるのはもちろん俺だけなので仕方ないと言えば仕方ないのだが……かなり心細いな。 「ですが優也様だけではいざと言うときに動けなくなる可能性がでてきますの」 しかし伊集院さんはしっかりとそこも考えていてくれたらしく、どうやら孤軍奮闘という形にはならないようだ。 「なので智恵様と舞様には本社ビルの地下駐車場から浸入し、そこから一階にいる優也様の援護をお願いしますの」 「……マジですか?」 援護してくれる人の名前を聞いた瞬間に優也はついそう訊ねてしまったが、とうの本人たちはやる気に満ち溢れていた。 「ふふっ。優也さんを一番近くで弄れ……じゃなくて援護できるなんて感服の至りだわ」 「優也の援護……じゃなくて弄りは私たちに任せて」 「本音が出てるんだよ!というかそんな心構えの人が援護に来たらいざと言うとき余計に状況が悪化するからな!?」 それに言っちゃ悪いが智恵に関しては援護よりも弄りの方が最優先になってるし……。 今更この2人の性格をとやかく言うつもりはないが、せめてメンバーチェンジを伊集院さんに所望したいです。
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