決戦!未来の学園に必要なもの。

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そう小春の言い放った事はこれまでのどの問題よりも困難なものだが……これが終わればきっと今までの楽しかった日常が戻ると皆は確信した。 しかしここまでくると何を言われても動じない自信があった優也もこれには驚き、特に3つ目の問題。 学園が乗っ取られるというその突拍子もない話はにわかに信じられるものではなかった。 「皆さんがそんな顔をするのも無理はありませんの……ですがまずは順を追って説明させてもらいますの」 そして小春は1つ深い深呼吸をした後……事の全てを優也たちに話す決意を固めた。 「では最初にお話するのはわたくしがこの高等部の生徒会をなぜ解散させたかったか、という理由ですが……それは今の生徒会の面々に関係していますの」 そう言って伊集院さんは生徒会の役員である4人に視線を移し、その理由を語りだす。 「これは3つ目の問題ととても深い意味がありますの。それは今の生徒会に所属する方々がとても勇敢であり賢く、行動力も権力もある……だからこそわたくしはそんなあなた方をこの学園に残す必要があると判断しましたの」 その発言に優希は怪訝な表情になり、それでは意味が分からないと首をひねる。 「だったらなぜ私たちをあんな卑怯な手を使ってまで解散させようとしたんだ?お前のやった事は真逆の事だぞ」
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